2016年5月2日月曜日

自作PC 6万台円コース 第6世代 Core-i3/SSD 240G/8G(DDR4)


いきさつ

最近、友人がPCを買うというので、相談に乗りました。
インターネットを契約する代わり、PCが無料もしくは格安で手にはいるというので、リストアップされたPCから最善のPCを選ぶ作業が始まったのですが、業者からリストアップされたPCは新古品で、2014年に発売されたノート等が多くありました。
2,3週間、そのリストからPC選びを手伝ったのですが、どうも、格安感がなくて工事のキャンセルを依頼しようとしたところ、キャッシュバックを45,000円にするということだったので、このキャッシュバックを軍資金に、新しいPCを自作したいという話になり、そこからパーツ選びが開始された次第です。

選定のポイント

  1. 何はともあれSSDであること。
  2. せっかくなので、第6世代(Skylarke)CPUを選んじゃえ
  3. 2.を選んだら当然メモリはDDR4にしよう
  4. ファンの音はうるさいので静音仕様であること
  5. 前日に購入したので、プライムで翌日配達されること
  6. キーボード、マウス、ディスプレイは別途保持しているため、今回の構成には含めていません。

で、検討した結果ですが、

CPU

ここは、折角なので第6世代、Skylarkeを選択したのですが、友人の使用目的の中に、CPUを消費するような利用用途がなかったので、Coreシリーズのi3を選択しました。
しかしここまでは良かったのですが、Core i3の中でも、Core i3-XXXXみたいに数字が違うCPUが幾つかあることがわかり、これがまた、何が違うんだという疑問にかられました。

私の解釈ですが、数字の前に、最後にT、K、何もつかないパターンがあります。アルファベットが付いているパターンは以下の特徴があるみたいです。
Tは省電力ですが、その代わり性能が落ちます。
Kはオーバークロックに耐えられるCPUで、性能は最も高いですが、値段が高い上にクーラーが付いてないから、別途購入が必要です。

折角なので、PassMarkで調べた、各CPUの性能は以下のようになりました。(とりあえずCore i3のみ)
ブランド型番PassMark価格
Intel CPU Core i3-6100 3.7GHz 3Mキャッシュ 2Core4Thread LGA1151 BX80662I36100【BOX】
5,512
13,930
Intel CPU Core i3-6300 3.8GHz 4Mキャッシュ 2Core4Thread LGA1151 BX80662I36300【BOX】
5,769
17,788
Intel CPU Core i3-6300T 3.3GHz 4Mキャッシュ 2Core4Thread LGA1151 BX80662I36300T【BOX】
4,782
18,119

今回は、本当はCore i3-6100で十分だと思っていたのですが、残念ながら、プライムでの配達がなかったので、今回はCore i3-6300を選択することにした。

マザーボード

これは、あまり語ることはありません、LGA1151に対応していてDDR4に対応していて安いやつで探しました。
H110チップセットは簡易版のため、幾つかの機能がないのですが、必要性を感じなかったので、簡易版としました。
Bluetoothが搭載されていなかったのは一つ失敗だったかもしれませんが、USBアダプタが1,000円程度で売っていたので、大した問題ではありませんでした。

SSD

幾つかの製品を見ていたのですが、まずはシーケンシャル、ランダムともに速くて手頃な値段なのはこの製品でした。

ポイイントは、このタイプでの速度が速いことと10保証が付いているのにこの値段です。

  • メーカー10年保証
  • シーケンシャル読出し速度 : 最大550MB/秒、シーケンシャル書込み速度 : 最大520MB/秒
  • ランダム読出し速度 : 最大100K IOPS、ランダム書込み速度 : 最大90K IOP
で実際に接続した後に取得したベンチマークは以下のようになりました。まあ、悪くはないかな。


メモリ

やっぱりDDR4でしょう

DDR3と4では以下の速度の違いがあるようです。
DDR3-12800は12.8GB
DDR4-2400は19.2GB

1.5倍の転送速度が良くなったことと、なおかつ消費電力も抑えられているそうです。
しかも8Gで3,999円ってDDR3ではこの値段のものはなかなかないではないでしょうか。安すぎて、信頼性が低いかもって気もしましたが、今回の構成においては特に問題なく利用できています。

ケース&電源

こだわりは安くて、静音だけです。あとは、こてこてしていたり、キラキラ光ったりは好きではないので、シンプルなケースで選択しました。
静音については、静かを通り越して、何も聞こえないくらいです。この値段で考えると申し分ありません。(もしかしたら、最近はこんなもんかもしれませんが)
あとはしばらく使ってみて、どうなるかですね。(その場合は、ファンだけ買い換えるしかないですね)


で最終的には、以下の構成で全部で、¥ 67,691円なり。できれば、6万以下を狙いたかったのですが、プライムの条件をなくしてCPUの性能を下げて、SSDをもっと安価なものに変えれば6万円を切ることもできると思います。
Amazonの欲しいものリストを作成しておきましたので、PCの購入を検討している方は自己責任でこちらを参照してください。

パーツ製品名価格
CPUIntel CPU Core i3-6300 3.8GHz 4Mキャッシュ 2Core4Thread LGA1151 BX80662I36300【BOX】17,788
マザーボードASUSTeK H110M-A 【uATX】7,959
SSDSanDisk SSD Extreme PRO 240GB11,468
メモリTEAM DDR4 PC4-19200 DDR4 2400MHz 4GBx23,999
ケースFractal Design Core 1300 PCケース7,980
電源玄人志向 STANDARDシリーズ 80PLUS 400W ATX電源3,988
OSMicrosoft Windows 10 Home14,509

制作開始

さあ、何はともあれ、制作を開始したところ
やっぱりいくつかハマった点があったので、メモしておこうと思います。

電源とマザーボードの取り付け

今回購入した玄人志向の電源(他の電源も多分そうだと思いますが)、マザーボードと電源をつなげるには24pinと4pinのコネクタを接続するようになっています。

マザーボードの接続場所はこんな感じです。

で電源の方はこんな感じなんですが、20PINのまま、なんか4つ残ってるけど昔こんな感じで接続したマザーボードもあったなとあまり気にせずそのままにしたのですが、やっぱり電源が入りませんでした。


CPUの取り付け

昔はCPUとCPUクーラーの間にグリスを塗る作業があったのですが、CPUが入っていた箱にはグリスらしきものはありません。
さあ、我らがグーグル先生に聞いてみたのですが、なかなか答えがなかったのですが、やっと見つけました。
リテールのCPUクーラー側にグリスシールが貼り付けられており、別途グリスを塗る必要はないそうです。

ケースに取り付けられたFANの電源

次ですが、本体に接続されているFANは2つあり、このマザーボードに接続できるFANの接続元は1本分しかありませんでした。
もったいないので、以下のようなパーツを別に購入しました。
これとは違うのですが、こんなやつです。

Windows10のインストール

USB版のWindows10を購入したのですが、これはいたって簡単で、昔のCD-ROMの頃に比べたら格段に早くインストールが完了しました。
USBからのインストールは初めてだったのですが、いいですねこれは。



最新のOSというのもあり、Windowsアップデートも2回ほどで済んだので、非常にスピーディーでした。
ハマったのは、各種ドライバ(ディスプレイ、LAN、サウンド)のインストールに合わせて、以下の設定を行ったタイミングでした。

「ディスプレイ設定」ー「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」で200%に変更

これを行った後、エクスプローラー、コントロールパネルが起動しなくなってしまいました。焦って、イベントログを確認すると例外コード: 0xc0000005、0xc000041dのエラーが発生しており、ドライバの問題かとヒヤヒヤしましたが、調べるとWIndowsの不具合のようでした。
ひとまず、100%に設定を戻して、PCを再起動すると、問題なく使えるようになりました。

最後に

この値段でPCを探すと省スペース型で結構見つかると思いますが、第6世代、DDR4(8G)、SSDでこの値段はなかなかないと思いますので、某PCサイトではこのくらいのPCのスペックにカスタマイズすると93,7144円になりDVD、キーボード、マウス代を差し引いてもこの25,000円くらいは安く仕上がったのではないかと思います。


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