WordPressとは?
私もブログを書き始めて後から知ったのですが、言わずと知れた、ブログサイトを立ち上げるためのツールです。
apache,php,mysqlで動作しますので、特別な環境は必要なく、一般的的なレンタルサーバを借りて構築できます。
レンタルサーバによっては、これから記述するような手順はブラウザから、構築ウィザード画面が用意されているものも多くありますので、レンタルサーバの説明をよく読んで選択すると良いでしょう。
apache,php,mysqlで動作しますので、特別な環境は必要なく、一般的的なレンタルサーバを借りて構築できます。
レンタルサーバによっては、これから記述するような手順はブラウザから、構築ウィザード画面が用意されているものも多くありますので、レンタルサーバの説明をよく読んで選択すると良いでしょう。
レンタルサーバを借りてブログを書き込むような人はアフェリエイトなどが目的の人が多いとは思いますが、WordPressがブログの作成ツールとしてよく選択される理由は、Google等の検索エンジンに検索されやすくなっており、このSEOの適正が高いためよく選択されるようです。
対象者(ターゲット)
今回、WordPressを自前のマシン上に構築しようと考えたきっかけは以下の理由です。
- 友人がブログを始めて、
無謀豪勢にもいきなりレンタルサーバを借りたらしい、なんとか悪戦苦闘しながらブログを書き始めたそうなのですが、Web開発技術者として、友人として何か支援できればと考えた。 - 自分も将来的に、このような一般技術に触れておこうと考えました、特に小規模サーバにはPHPをよく利用されているのは知っていたのですが、実際にほぼ、Java専門で続けているので、ちょっと横道に逸れてみてもいいかなってところです。
ですので、今回のこの記事に対して、役に立つと思われるのは以下の内容かなと想定します。
- サイト構築に興味があるけど、まだレンタルサーバを借りるほどではい。
- 操作に習熟するために、ひとまず、本番環境ではない環境でお試しがしたい。
- 構築方法に興味がある。
対象のスキル
- unix系のコマンドを一部利用します。コピー、ディレクトの移動、viで簡単な編集ができる程度で良いです。
実際にインストールした環境は以下の環境です。
- OS X 10.11.2
インストール手順の概要
- Apacheのインストール&設定 ー これは、すでにインストールされていたので、本ページでは設定のみを行います。
- PHPのインストール&設定 ー これも、インストール済みでしたので、ApacheからPHPを呼び出せるように設定を行います。
- MySQLのインストール&データベース構築 ー mysqlのインストールからWordPressが利用するデータベース作成までを説明します。
Apacheのインストール
これは、Macを利用した場合は、既にインストールされているので、割愛します。
簡単に、Macにインストールされていたapcheの環境について調べたことを記載しておきます。
apacheの操作に関してはrootの管理者権限が必要です。
以下の操作は、全てターミナルから実施してください。
以下の操作は、全てターミナルから実施してください。
apacheのバージョンの確認方法
$
httpd -version
Server version: Apache/2.4.16 (Unix)
Server built: Jul 31 2015 15:53:26
apacheの起動停止方法 root権限
$
sudo apachectl start | stop | restart
ドキュメントの格納場所
/Library/WebServer/Documents
設定ファイルの場所
/etc/apache2/httpd.conf
MYSQLのインストール
これはさすがに、インストールされてなかったので、自力でインストールしてみたいと思います。
mysqlのインストール自体はこちらを参照してください。
初期データベースの構築
ターミナルから、以下のコマンドを実行します。入力するコマンドは
mysqlコマンドでデータベースに接続しますが、パスワードを求められます。特に設定を行った記憶のない人は何も入力せず、パスワードなしで利用できるはずです。
作成したユーザにデータベースを利用する為の権限を与えます。
mysqlのsockファイルをメモしておく
$
でviエディタを起動して、以下の行のコメントを取り除くだけです。
初期データベースの構築
ターミナルから、以下のコマンドを実行します。入力するコマンドは
コマンド
で表現しております。mysqlコマンドでデータベースに接続しますが、パスワードを求められます。特に設定を行った記憶のない人は何も入力せず、パスワードなしで利用できるはずです。
$
mysql -u root -p
Enter password:
Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 146
Server version: 5.6.28 MySQL Community Server (GPL)
Copyright (c) 2000, 2015, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its
affiliates. Other names may be trademarks of their respective
owners.
Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.
mysql>
これから作成するデータベースを操作するためのデータベースのユーザを作成します。
WordPressの初期設定にて自由に設定できますので、ユーザ名/パスワードの部分は任意で決めてください。
mysql>
create user 'ユーザ名'@'localhost' identified by 'パスワード';
Query OK, 0 rows affected (0.01 sec)
データベースを作成します。
同じくWordPressの初期設定に自由に設定できますので、データベース名の部分は任意で決めてください。
mysql>
create database データベース名;
Query OK, 1 row affected (0.01 sec)
作成したユーザにデータベースを利用する為の権限を与えます。
mysql>
grant all privileges on データベース名.* to 'ユーザ名'@'localhost';
Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)
mysqlのsockファイルをメモしておく
mysql>
status
--------------
mysql Ver 14.14 Distrib 5.6.28, for osx10.8 (x86_64) using EditLine wrapper
Connection id: 317
Current database:
Current user: root@localhost
SSL: Not in use
Current pager: stdout
Using outfile: ''
Using delimiter: ;
Server version: 5.6.28 MySQL Community Server (GPL)
Protocol version: 10
Connection: Localhost via UNIX socket
Server characterset: latin1
Db characterset: latin1
Client characterset: utf8
Conn. characterset: utf8
UNIX socket:
/tmp/mysql.sock
ここをメモしておく
Uptime: 3 days 23 min 36 sec
Threads: 1 Questions: 4833 Slow queries: 0 Opens: 81 Flush tables: 1 Open tables: 73 Queries per second avg: 0.018
--------------
PHPのインストール
これも、インストール不要です。調べたところ、PHPのインストールはされているようなので、特にインストールはしませんが、apacheとPHPが連携して動作するように設定を行う必要があります。$
sudo vi /etc/apache2/httpd.conf
でviエディタを起動して、以下の行のコメントを取り除くだけです。
#LoadModule php5_module libexec/apache2/libphp5.so
↓
LoadModule php5_module libexec/apache2/libphp5.so
phpの設定ファイルを準備とPHPへの接続設定の追加
$
$
ファイル内の「mysql.default_socket」にmysqlをインストール時に「status」コマンドで取得した。UNIX socketに指定されたファイル名を入力してください。
$
sudo cp /etc/php.ini.default /etc/php.ini
$
sudo vi /etc/php.ini
ファイル内の「mysql.default_socket」にmysqlをインストール時に「status」コマンドで取得した。UNIX socketに指定されたファイル名を入力してください。
mysql.default_socket =
/tmp/mysql.sock
apacheの再起動
$
sudo apachectl restart
動作確認
$
sudo vi /Library/WebServer/Documents/index.php
viエディタを起動して、以下の内容のファイルを作成します。
中身は他に入りません。これだけ記述して:wqで保存して終了しましょう。
ブラウザ起動して、以下のURLを入力するとこんな感じのが画面が帰ってくるはずでです。
URL
http://localhost/index.php
WordPressのインストールと初期設定
WordPressのインストールですが、まずここからダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解凍します。
$ sudo
$
$
コピーしたwp-config.phpファイルの以下の内容を書き換えます。
必要な項目を入力して
成功すると以下の画面が表示されます。
そのままログイン画面を呼び出しても良いのですが、以下のURLからログイン画面を表示できます。
以上が、WordPressのインストールまでです。
あなたのこれからブログ構築に少しでもお役に立てれば幸いです。
ダウンロードしたファイルを解凍します。
$ sudo
unzip -d /Library/WebServer/Documents/ wordpress-4.4-ja.zip
$
cd /Library/WebServer/Documents/
$
sudo cp wp-config-sample.php wp-config.php
コピーしたwp-config.phpファイルの以下の内容を書き換えます。
/** WordPress のためのデータベース名 */
define('DB_NAME', '
データベース名
');
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define('DB_USER', '
ユーザ名
');
/** MySQL データベースのパスワード */
define('DB_PASSWORD', '
パスワード
');
設定が完了したら、以下のURLにアクセスします。
必要な項目を入力して
WordPressをインストール
ボタンを押します。成功すると以下の画面が表示されます。
そのままログイン画面を呼び出しても良いのですが、以下のURLからログイン画面を表示できます。
ログイン・パスワードを入力すると、ブログをカスタマイズしたり投稿したりするダッシュボードが表示されます。
以上が、WordPressのインストールまでです。
あなたのこれからブログ構築に少しでもお役に立てれば幸いです。