本当に人の心に響いたかは、本人から聞いたわけではないのですが、システム開発は一人でやるものではないので、人間重視の視点が必要です。
担当ではなく、リーダーの立場でプロジェクトを遂行しなくてはならない立場となったときに、どうやったらメンバーが納得して、仕事をやってもらうかを常に考えてきて、私なりに確立した言葉を列挙してみました。
言葉には重みがあり、相手に使うときは信念が必要です。利用する場合は必ず自分のものにして自分の言葉として利用してください。信念がこもっていない言葉は重みがありません。
もっとシンプルに(俺馬鹿だから、もっと分かりやすくして)
私は、昔から、記憶する勉強が苦手でした。
難しいことを難しいまま覚えるのは私には出来ないと考えた私は、何のためにそうするのかということを理解した上で、物事を覚えることにしました。
私の脳には、この記憶方法が一番良いようで、覚えたことを「何故?、何のために?」というコネクタで関連付けていくことにより、目的から結論を導けるようになりました。
さて、導くための方法も「何故?、何のために?」が分かれば、実は他の方法もあります。
そこで、覚えることを単純にするために、この導くための方法を考え直すと、実はもっと簡単な方法があることにも気づけます。
難しいことは人に理解できません > 理解できないことは他の人には利用できません > つまり、創造したもの自身の価値が下がるのです。
もっと人に使ってもらえるものを創造しましょう。
プログラムでは、分かりにくい1行より、分かりやすい10行のプログラムを書けとよく言ってました。
何故このような仕組みにしたのか、あなたの考えを聞きたい
システム開発にはレビューが欠かせません。
レビューで私は、疑問に思ったことは、こう聞きます。「なぜこのような仕組みにしたのか、あなたの考えを聞きたい」こう聞くと、他もこうしているからとか、ググッて検索して出てきたものをそのまま活用しているような人は、「ハッ!?」とします。(たまにポカーンとして、しない人もいますが...)
正直に言うと、まねでもいいのです。
真似る理由が分かればいいんです。
近年のシステム開発では、レビューアが何でも知っているわけではなく、レビューア自身も答えを知らない場合が多々あります。私もレビューアをよくやるのですが、何故こうしたのかをしっかりレビューしたものは、たとえ答えを知らなくても、バグが発生する可能性が非常に低い傾向があります。
また、この問答をやっていると自分の知らない事が情報として得られ知識が高まるのも実感できます。
禅の言葉で、「たとえ七歳の子であっても私より優れていれば教えを乞おう」というのがあります。知らないことを探求する興味も失わないようにしましょう。
また、この問答をやっていると自分の知らない事が情報として得られ知識が高まるのも実感できます。
禅の言葉で、「たとえ七歳の子であっても私より優れていれば教えを乞おう」というのがあります。知らないことを探求する興味も失わないようにしましょう。
役割には、いろいろある。あなたの価値はマネージャとメンバーの橋渡しを行えることです。
これは、ある飲み会で「俺はもうプログラムも書けない、かといって偉くもなれない」といった人に対して言った言葉です。この人は、「ハッとして、そんな考え方もあるのか」と驚いて、かなり喜んでくれました。
システム開発ではどうしても、マネージャ、SE、プログラマといったポジションが目に付きますが、組織に必要な役割というのはいろいろなものがあり、3つだけに分類されるものではないと考えていました。
良くある役割に惑わされず、目的を達成するために必要な事ができるというのは本当はすばらしいことです。
システム開発はアナログ→デジタルのコンバートです。なので人とシステムの両方を知る必要がある。
学校を卒業してこの仕事に就いたときは、本当は人付き合いが嫌いでした。
技術を追い求めて、就職しましたが受注型のシステム開発はやればやるほど、機械ではなくて人がやりたいことを理解することがまずは肝心ということが分かりました。(何故なら、やりたいことが出来ないシステムは価値が無いからです)
慌てて、苦手なコミュニケーションを積極的にとるようにしました。今では人付き合いが好きになっている自分がいます。
技術は、このやりたいことをどう実現するかという次のステップに利用します。
技術は不要という意味ではなく両方必要という、実は非常に厄介な職種と私は感じました。
NO
一言ですが、私はこれを言い続けて、システム開発で何度か、運用故障0件のシステムを構築しました。
スティーブ・ジョブズも細部にこだわり、この言葉を言い続けました。
この言葉の奥には、あなたがやりたいと考えていることを妥協せず貫けるかという意味があります。
これは、人の心を動かすためには即効性はありませんが、何かを達成した際にともに喜ぶことが出来る一体感が生まれます。
ただし、使い方は気をつけましょう。私の場合は、この言葉を使うときは、一緒に苦労する覚悟を持って使っていました。
個性は何も無いところから生まれない、人の物まねの集合体である。
学校ではなくもっと広い視野で勉強をせず、個性だと主張するのは間違っています。
そもそも、人間は生まれてから何かを学習して、得た情報を改善したり、情報同士を関連付けたりして新しい事を生み出してきました。
個性を生み出すための種が情報なのです。情報を得るための学習を怠らないようにしましょう。
サラリーマンは会社からの評価は遅れてくる。だからあきらめるな、気が付いたら現場の人たちが高い評価をしてくれる。そうなると会社も無視できなくなるから。
最初に注意です。結果が後から付いてくるという意味ではありません。スポーツ業界でのイチローも言っていますが、これは甘えです。結果はリアルタイムで出しましょう。
さて、ここで言いたいことは
やっていることに比べて給料が低いと感じたことはありませんか?
それが嫌なら、サラリーマンは止めるべきですし、そもそも、会社が利益を上げてから、ボーナスや昇給などで評価される仕組みをとっている以上、あなたへの評価は直ぐには現れません。
誰かの役に立つために仕事をやっていけばどんな現場でも、あなたのことを認めてくれる人は現れます。
私は、会社に褒められるより、一緒に目的を目指したメンバーから褒められるほうがうれしいです。
間違えないでください、現場で最善の結果を出すことに注力してください。
それがあなたの、スキルアップにつながり結果、会社に依存することなく生きていける能力が身につくのです。
間違えないでください、現場で最善の結果を出すことに注力してください。
それがあなたの、スキルアップにつながり結果、会社に依存することなく生きていける能力が身につくのです。